子どもにいろいろ言ってしまい悩んでいる方へ

過干渉を続けてしまうと
どうなるかをお教えします!

 

 

「過干渉」という言葉を聞いたことはありますか?
その言葉通り、「干渉」を「やり過ぎる」というというのは
イメージできるかと思います。

 

 

ただ、「干渉」とは具体的にどういうことなのか?
「過干渉」だとどうしていけないのか?

 

 

私が実際に行ってきた子育て経験や、
思春期の子育てアドバイザーの道山ケイ先生から
教わったことも取り入れながら
お伝えしていこうと思います。

 

「過干渉」って具体的にどういうこと?

上記でも述べたように、

「干渉」を「やり過ぎる」ことが過干渉です。

 

 

具体的な例を挙げると、
子どもが学校から帰ってきても宿題は全然やらない、
寝るか友達と遊ぶかゲームばかりで、成績も下がる一方、
という状況だとしたら、あなたはどうしますか?

 

 

親として当たり前だと思いますが、
「宿題(勉強)やりなさい!」と言いますよね。
しかし、一回で言うことを聞く子は少ないと思います。

 

 

そこで、毎日毎日子どもが学校から帰ってくるなり、
「宿題やりなさい!」「勉強しなさい!」と言うと
子どもは「こんな家いやだ!何で勉強しなきゃいけないんだ!」と
イライラがたまり、反発するようになります。

 

 

この状態までくると「過干渉」といえます。
しかし、親は子どものためを思って
「宿題しなさい!」と言っているわけであって、
一概に親が悪いとは言えないと思います。

 

 

ではどうすればよいのかというと、
子どもへの適切な「干渉」であれば
「過干渉」でもなく、子どもも嫌な気持ちにならないでしょう。

 

 

過干渉を続けると子どもはどうなるか?

 

過干渉で子どもと日々関わっていると、子どもはどのような傾向が出てくるのでしょうか


大きく分けるとこの2つの特徴が出てきます。

 

イライラ爆発タイプ
無気力タイプ

 

 

実際に説明していきますね。

 

イライラ爆発タイプ

これは、自分へ指示をしてくる親に対して、
イライラし、暴言や暴力をふるうタイプです。
親への感情は、怒りや憎しみとなってしまい、
親への反発がこのような行動に現れてきます。

 

無気力タイプ

親が子どもへの指示を出しすぎて、
「今の自分ではダメなんだ」「自分の人生は親に決められるんだ」
というように無気力になってしまい、
学校や部活、塾へも行かなくなり、
部屋に引きこもるタイプです。

 

過干渉を続けるとどうなるか・・

過干渉で親からコントロールされた子どもは
上記に挙げた@Aのタイプになっていきます。

 

 

本来一番信頼できるはずの親を信頼できないため、
他人のことはもちろん信じられない人になっていきます。

 

 

そうなると友人や彼氏彼女などへも不信感が出てきてしまい、
人間関係を築くことができなくなってしまいます。

 

 

子どものためを思って色々口を出すことが、
性格や人間関係に悪影響を与えてしまうのは本末転倒です。

 

過干渉をやめるポイント


上記でも述べましたが、
過干渉ではなく、過保護になるように努めてみましょう。

 

過保護とは過干渉の反対で、
子どもの望むことをやりすぎること、です。

 

特に親の心と時間(手間)をかけるもので
子どもの心を満たしてあげてください。

 

 

例えば、「ハンバーグ食べたい」といえばハンバーグを作ってあげる、
「分からないから勉強手伝って」と言われたら、
今やっていた家事はひとまずおいておき、
お子さんと一緒に勉強に取り組んでみる、など

 

心と時間(手間)をかけたものは、
子どもの心にしっかりと届くはずです。
できることから実践してみてくださいね。

 

大事な注意点!

 

色々と厳しいことを書いてきましたが、
自分(あなた自身)を責めすぎないでください。

 

子をだめにしようとして過干渉をしている親はいません。
子どものことを想い、将来を考えているからこそ、
過干渉になってしまったことと思います。

 

今、お子さんのためにできることをしっかり考えて
親の思い通りに子どもを動かそうとするのではなく、
子どもが安心してくつろげる家庭環境をつくってあげましょうね。

 

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